2013年8月11日日曜日

SQUIDS magazineクルーの2013年・上半期の活動 - NOPPAL編 -






富山発のWebマガジン、SQUIDS magazineそのクルーの面々の2013年上半期の活発な音楽活動を追う連載です。(以下の文中敬称略ですがご容赦ください)

ということで前回の第1回(DKXO編)に続いて、この第2回でフィーチャーするのは、SQUIDS magazinが誇るフィメールラッパー、

NOPPAL





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2013年初頭の「こちらSQUIDSmagzine編集部」本人も初めてとなるラップを披露したNOPPALが、そこからフィメール・ラッパーとして開眼。上半期だけで立て続けに3曲を発表し、Twitterや音楽ブログで反響を呼んだのも記憶に新しいところです。

   Hi-Hi-Whoopee

   ・Noppal // Early Summer  ・Noppal // Style Style


また、5月には代官山UNITで開催されたパーティー「Harvest」にCarios & DKXOのLIVEのサプライズゲストとして登場。初作「One week cycle」の発表からわずか1ヶ月半というハイスピードで、UNITのステージでのライブまで経験しました。


年初のポッセカットでの初ラップの時点では、そこに一緒にいたSQUIDS magazineの仲間たちも、して当の本人すらも、こうした展開は予想もしなかったのではないでしょうか。



NOPPALディスコグラフィー


ではここでNOPPALが2013年上半期に発表した3曲の音源を順に追っていきましょう。



記念すべき1作目は、憂鬱な月曜日からグッドバイブスな週末までの1週間を綴った「One week cycle」。初作にして、軽やかに歌とラップを行き来していきます。




第2弾は訪れる夏への期待を歌った、ポジティヴな「Early Summer」。
レイドバック & チル & 「最高の夏」。SQUIDS magクルーのサマーチューンは素晴らしい。




現在最新の第3弾は、
ハルカリの「スタイリースタイリー」を引用しながら”ダイエットの悩ましさ” というフィメールラッパーならではのトピックでラップした「NOPPALのスタイリースタイリー」



上記の3曲は全てSoundcloudページにフリーDLのリンクが記載されていますので是非。


また、「Early Summer」は、様々なビートを紫色にチョップト&スクリュードするC&S職人、sugarcaneによる、チョップト&スクリュードREMIXも公開されています。

  



NOPPALが選んだビートたち


彼女はラップを乗せるにあたってのトラック選びもセンスが良く、新曲を公開する度に、そうした面でも驚かせてくれます。


第1弾「One week cycle」はディム・ファンクが未発表曲としてアップしていたシンセ・ファンクをビートジャック。

  


続く2曲目「Early Summer」はLil Bにもビート提供する若干20歳のドイツ人プロデューサー、Kid HNRK「Old School」をトラックに使用。




「NOPPALのスタイリースタイリー」では東京の女性DJ/トラックメイカーの碧(あお)とコラボレーション。サックスの響きとチルなラップが好相性な1曲に。





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こうしたビートたちを、気張らないスタイルで乗りこなしてきたNOPPAL。では、ビートメイカーの側から見たNOPPALはどういった印象なのか?


それを知る為に、「Early Summer」のビートメイカーであり、若干20歳にしてあのLil Bも複数のビートを提供する期待のドイツ人ビートメイカー、Kid HNRKに、世界初のインタビューを敢行しました!



Kid HNRK インタビュー

  エクスクルーシヴアー写

・こちらはKid HNRKがプロデュースしたLil B「Hearts Review」



Q1. まず初めに、日本のファンのために簡単な自己紹介をお願いします。 

初めまして、僕はKid HNRK今20歳で、ドイツの小さな町でビートを作っている。ビートを作り始めたのは3年前。そして2年ほど前にYoutubeTwitterSouncloudにアカウントを作った。そうして、今は他の若いビートメイカーやアーティスト、同じ志を持った人たちと繋がろうとしている。



Q2. あなたのフェイヴァリット・プロデューサーを3人挙げてください。

うわ…好きなプロデューサーは凄くたくさんいるから、3人に絞るのはかなり難しいけど…、でもやってみるね。
1人目は何といってもTerio良き友人でもあるし、彼がLil Bに提供したビートは素晴らしい。
めちゃくちゃいいやつだし、最高のプロデューサーだよ。
次に挙げるならFRIENDZONE
彼らは今のこのヒップホップ・シーンにおいても
本当にオリジナルで、自分たちの世界を持ってるよね。
最後はLou Pocus
Lil Bのクラシックを制作したプロデューサーだし、僕にとっては兄のような存在なんだ
偉大なプロデューサーだし著名人。彼の作るビートは本当にソウルフルだ。



Q3. NOPPALと、彼女があなたのビートでラップした「Early Summer」についてコメントをください。
       NOPPALのラップをどう思いますか?

NOPPALのことはTerioを通じて知ったんだ。Terioと僕は何度か何度か共作したりしてるんだけど、彼がこのコラボを勧めてくれたんだよね。その後NOPPALが、僕がSoundcloudにアップしてたビートで曲を作ったとTwitterで連絡をくれた。それが「Early Summer」だったんだ。
僕は彼女のフロウとラップのデリヴァリーが本当に好きなんだ。とてもレイドバックしたチルなスタイルで、クールだよ。僕は日本語がわからないから,彼女の音楽の全てを理解してるとは言えないかもしれないけれど、彼女がこの曲にこめた陽性のヴァイブスとエネルギーはとてもハッキリと感じられる。


Q3. お気に入りの日本のミュージシャンを教えてください。また、コラボしてみたいと思う人はいますか?

まずNOPPAL、それ以外なら、DKXOCariosが好きだね。彼らとはコラボしてみたいと思うな。

ヒップホップ以外なら、岡田有希子の後期が好きなんだ。あとはきゃりーぱみゅぱみゅPerfume



 *  Kid HNRKのインタビューは別記事にて英語&日本語で全文を公開しています。

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今回のインタビューのオファーでは

「今、あなたのビートを使ったNOPPALの”Early Summer”について記事を書いてるので、それに関連してインタビューをさせてください」
とだけしかこちらからは言っておらず、SQUIDS mag等については一切触れてなかったのですが、
敬愛するプロデューサーとしてFRINDZONEそしてコラボしてみたい日本人アーティストとしてCarios & DKXOの名前が挙がってくるなど、アツい展開となりました

繋がった~





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世界に広がるSQUIDS magazineクルーの更なるコラボ&世界展開と、NOPPALの次作のトラック選びにも今後ますます注目していきたいと思います。


続くのかな