NOPPAL
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2013年初頭の「こちらSQUIDSmagzine編集部」で本人も初めてとなるラップを披露したNOPPALが、そこからフィメール・ラッパーとして開眼。上半期だけで立て続けに3曲を発表し、Twitterや音楽ブログで反響を呼んだのも記憶に新しいところです。
また、5月には代官山UNITで開催されたパーティー「Harvest」にCarios & DKXOのLIVEのサプライズゲストとして登場。初作「One week cycle」の発表からわずか1ヶ月半というハイスピードで、UNITのステージでのライブまで経験しました。
年初のポッセカットでの初ラップの時点では、そこに一緒にいたSQUIDS magazineの仲間たちも、そして当の本人すらも、こうした展開は予想もしなかったのではないでしょうか。
NOPPALディスコグラフィー
ではここでNOPPALが2013年上半期に発表した3曲の音源を順に追っていきましょう。
記念すべき1作目は、憂鬱な月曜日からグッドバイブスな週末までの1週間を綴った「One week cycle」。初作にして、軽やかに歌とラップを行き来していきます。
第2弾は訪れる夏への期待を歌った、ポジティヴな「Early Summer」。レイドバック & チル & 「最高の夏」。SQUIDS magクルーのサマーチューンは素晴らしい。
現在最新の第3弾は、ハルカリの「スタイリースタイリー」を引用しながら”ダイエットの悩ましさ” というフィメールラッパーならではのトピックでラップした「NOPPALのスタイリースタイリー」。
上記の3曲は全てSoundcloudページにフリーDLのリンクが記載されていますので是非。
NOPPALが選んだビートたち
彼女はラップを乗せるにあたってのトラック選びもセンスが良く、新曲を公開する度に、そうした面でも驚かせてくれます。
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こうしたビートたちを、気張らないスタイルで乗りこなしてきたNOPPAL。では、ビートメイカーの側から見たNOPPALはどういった印象なのか?
それを知る為に、「Early Summer」のビートメイカーであり、若干20歳にしてあのLil Bにも複数のビートを提供する期待のドイツ人ビートメイカー、Kid HNRKに、世界初のインタビューを敢行しました!
Kid HNRK インタビュー
エクスクルーシヴアー写
・こちらはKid HNRKがプロデュースしたLil Bの「Hearts Review」
Q1. まず初めに、日本のファンのために簡単な自己紹介をお願いします。
Q2. あなたのフェイヴァリット・プロデューサーを3人挙げてください。
うわ…好きなプロデューサーは凄くたくさんいるから、3人に絞るのはかなり難しいけど…、でもやってみるね。
1人目は何といってもTerioだ。良き友人でもあるし、彼がLil Bに提供したビートは素晴らしい。
1人目は何といってもTerioだ。良き友人でもあるし、彼がLil Bに提供したビートは素晴らしい。
めちゃくちゃいいやつだし、最高のプロデューサーだよ。
彼らは今のこのヒップホップ・シーンにおいても
本当にオリジナルで、自分たちの世界を持ってるよね。
Lil Bのクラシックを制作したプロデューサーだし、僕にとっては兄のような存在なんだ。
偉大なプロデューサーだし著名人。彼の作るビートは本当にソウルフルだ。
Q3. NOPPALと、彼女があなたのビートでラップした「Early Summer」についてコメントをください。
NOPPALのラップをどう思いますか?
NOPPALのラップをどう思いますか?
NOPPALのことはTerioを通じて知ったんだ。Terioと僕は何度か何度か共作したりしてるんだけど、彼がこのコラボを勧めてくれたんだよね。その後NOPPALが、僕がSoundcloudにアップしてたビートで曲を作ったとTwitterで連絡をくれた。それが「Early Summer」だったんだ。
僕は彼女のフロウとラップのデリヴァリーが本当に好きなんだ。とてもレイドバックしたチルなスタイルで、クールだよ。僕は日本語がわからないから,彼女の音楽の全てを理解してるとは言えないかもしれないけれど、彼女がこの曲にこめた陽性のヴァイブスとエネルギーはとてもハッキリと感じられる。
Q3. お気に入りの日本のミュージシャンを教えてください。また、コラボしてみたいと思う人はいますか?
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今回のインタビューのオファーでは
「今、あなたのビートを使ったNOPPALの”Early Summer”について記事を書いてるので、それに関連してインタビューをさせてください」
とだけしかこちらからは言っておらず、SQUIDS mag等については一切触れてなかったのですが、
敬愛するプロデューサーとしてFRINDZONE、そしてコラボしてみたい日本人アーティストとしてCarios & DKXOの名前が挙がってくるなど、アツい展開となりました。
繋がった~
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世界に広がるSQUIDS magazineクルーの更なるコラボ&世界展開と、NOPPALの次作のトラック選びにも今後ますます注目していきたいと思います。
続くのかな