ベルリンのレーベル、Project: MooncircleからリリースされたKRTSのアルバム。
Bandcampでは2曲目「Fire」しか試聴できなかった本作ですが、
新たにこの度「Regret To Retreat」のPVが公開されました。
アルバムタイトルが「The Dread Of An Unknown Evil」で、
PVには冒頭からスパイキー・ヘアのかわいらしい少女が。
すわ、もしやこの女性がKRTSなのか、と画像検索をしたところ
Devilでした。
しかしながら楽曲は美しく、ベルのように響く鍵盤の音が印象的。
Project: MooncircleはTa-KUとPavel DovgalのスプリットアルバムやRobot Kochの諸作の他、
KidkanevilとDaisuke Tanabeのコラボ作『Kidsuke』、
現在日本在住のビートメイカーSubmerseのアルバムもリリースするなどしています。
とか書きながらSubmerseのアルバム未チェックだったので、今初めて聴いたのですが、 これむっちゃかっこいいですね…。
コンピレーション「The Moon Comes Closer」には
上記のような面々に加え、Kan SanoやHimuro Yoshiteruらも参加。
「厳しいモスクワから、月へ逃れたいと夢見た少女、Jinna Morochaの物語」というテーマの元、
様々なビートメイカーが楽曲を提供しています。
”これは月に飛んでいく幻想を抱いたロシア人女性 Jinna Morocha の物語です。
このロシア人が最初にはっきりと月に関する夢を見た時、彼女はまだ少女で、モスクワが厳しい時期と向き合っていた頃でした。
この鮮明なビジョンは彼女の心にとどまり、やがて『どうしたら月にいけるのだろう』と考える様になりました。
その後現在ドイツに住んでいる Jinna が私たちにコンタクトを取って発した『月に連れて行って』という質問に私たちはためらいました。
私たちは『それは出来ないけど頭の中でなら君を月まで運んでいくことは出来るよ、君のビジョンにサウンドトラックをつけるから、目を閉じて、そこで旅をしたらいい』と答えました。
この言葉が始まりでした。
The Moon Comes Closer は頭の中で描く月への旅のサウンドトラックです ”