このContact Lensのアルバム『Mediafire Kingdom』もその一つ。
Vaporwaveのタームである意味不明な日本語タイトルこそ無いものの、アーティスト名からも、アルバム名からも、さも適当な匂いがプンプンします。
Vaporwaveのタームである意味不明な日本語タイトルこそ無いものの、アーティスト名からも、アルバム名からも、さも適当な匂いがプンプンします。
「MEDIAFIRE KINGDOM」はタイトルで優勝した contactlens.bandcamp.com/album/mediafir…
— オカダダさん (@okadadada) 2012年11月13日
楽曲のトーンも統一されており、ドラムマシンTR-808的なドラムの音色と、アナログな太いシンセの音。
このシンセの音が、何の工夫も無いような音なのですが、太くて気持ち良い音。この音で、シンプルなフレーズを爪弾かれると気持ちよーくて、ダラーと聴いてるうちに、アルバムはすぐに終わってしまいます。
スパイス的に時折挿入される、Vaporwave的な80年代サンプリングもシンセの音とマッチしており、違和感なく溶け込みます。
「音も展開も変化がない」「シンプルかつちょっとダサいフレーズの繰り返し」と、悪い面はいくつも挙げられるのですが、なぜか「それが最高なんじゃん」と言えてしまうアルバム。
「最高の音楽」や「人生の1枚」ではないですが、なぜか憎めない愛嬌があり、気付くとよく聴いていたアルバムでした。
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